板張りに使った板の作成方法はこちらの記事から
中古物件リノベ❼リビングの内装~板張り編~
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STEP❶ 墨壺を使って直線引き
墨壺ってなに?
墨つぼは、木材などのケガキ線として直線を引く道具です。定規と鉛筆などを用いて木材に直線を引いた場合、木目の凹凸によって線が歪むことがあります。墨つぼは木目に影響されず正しい直線を引くことができるので、建築業では昔から重宝されてきました。
墨つぼとは、古代中国から日本に伝わってきた大工道具です。東アジア、東南アジアなど極めて広い範囲で昔から使用されてきました。 古くは地域によって大きさや構造が異なり、また、材質も、木製でボディに緻密な彫刻をほどこしたものや竹製のもの、動物の角を用いたものなど、さまざまな種類が存在していたとされています。現代はプラスチック製が主流です。
『今日は床貼り( ꇐ₃ꇐ』
墨壺っていうらしい。
初めてみたけど面白い道具。
墨がついた糸をペチンッてやって真っ直ぐな線を引く。
原始的だけど画期的 pic.twitter.com/O2YU7awsgA— ごん@なんでもroughDIYer (@TansunoGon) August 16, 2019
板の幅に合わせて直線引き
今回の板幅は9cmなので、墨壺をつかって9cmごとに壁に直線を引いていきます。この時、折角ペンキを塗って仕上げた隣の壁などに墨がつかないよう注意して行います。
STEP❷ 壁に板を張っていく
作業人員が2人以上確保できる場合は、作業区分を分けると良いです。今回は2人がかりで行いましたので
❶板の色味・順番を選び、板の後ろに張り付け準備をする人
❷板を実際に壁に張る、切る、隠し釘を打つ人
に分けて作業を行います。
色味を考えながら板の裏に張り付け準備
頭の中でイメージするのが難しければ、実際に並べるのもありです。私は遠目に壁の全体を見つつ想像で順番を決めましたが、迷った時には壁へ近づき実際に色を当ててみて、遠くから確認してみると決まりやすいです。
ちなみにブライワックスは 08.ジャコビアン・15.ウォルナット を利用しましたが、ジャコビアンは濃いめに塗布したものと薄めに塗布したもので色の差が出るようにし、3色としています。
ブライワックスの塗り方についてはこちらの記事で説明しています。
『2色予定変更!3色へ( ꇐ₃ꇐ』
やっとそれらしいのが見えてきた…. pic.twitter.com/hhAkEL8zPk— ごん@なんでもroughDIYer (@TansunoGon) August 16, 2019
- 張りたい色の板を選ぶ
- 板の裏面に両面テープとボンドを塗布する
※ボンドに加えて更に両面テープを塗布するのは、ボンドがすぐ乾くものではないからです。(このボンドは1~3日で完全に乾きます)ボンドが乾くまでの間、両面テープで仮留めしているという感じです。3Mのスプレーのり111は即効性も高く強力ですので、両面テープが無くても大丈夫かもしれません。(高くつきますが)
※床職人のボンドは固まると白いままです。その他のボンドを使う際も、事前に固まった時の色を確認しましょう。色がついている場合、はみ出さないように注意しましょう。 - 板を壁に貼り付ける
※板を壁に張る際、「板が反っている」「壁に凹凸がある」などの理由で浮いてくる場合があります。その場合はカリ釘や隠し釘を利用して板をとめてくください。(ボンドが乾いた後、後処理を忘れずに)
『板貼り方法( ꇐ₃ꇐ』
両面テープを貼って、その周りにボンドを使いました pic.twitter.com/DyXN01ccya— ごん@なんでもroughDIYer (@TansunoGon) August 16, 2019
こちらで利用している材料や工具のまとめは、以前の記事で詳しく紹介しています。
STEP❸ あとはひたすら繰り返す
途中経過から完成までの道のり
あとはひたすらこの作業を繰り返します。今回はアクセントとして壁一面のみの板張りでしたが、それでも125枚張る大作となりました。できあがってくると楽しいですが、張る方は上下運動の繰り返しです。休み休み作業を行ってくださいね。
https://twitter.com/TansunoGon/statuses/1162638138923028481?s=20『板貼り完成!( ꇐ₃ꇐ』
時間かかったけど素敵に仕上がりました。でっかい薄型壁掛けテレビとか、緑を置きたい….次はクッションフロアかな? pic.twitter.com/d5o1TqFGDL— ごん@なんでもroughDIYer (@TansunoGon) August 17, 2019
完成後の処理
尚、今回利用したボンドは固まると白いままです。最初の方は知らずにボンドを沢山塗布していてはみ出しているところがありました。そこで、完成後にはみ出したボンドへブライワックスを塗布して目立たなくしています。(ボンドにはほとんど付着しませんが、やらないよりマシです)
また、ボンドが乾いた後にタワシで表面を磨けば、板張りした際についてしまった指紋などもきれいにとれ、ツヤがでます。
おまけ 余った板で階段下収納扉
今回は板の枚数が余ったので、リメイクシートを貼ろうと思っていた階段下収納の扉も板張りにすることにしました。
『扉はこんな感じ( ꇐ₃ꇐ 』 pic.twitter.com/6fZuOEydGv
— ごん@なんでもroughDIYer (@TansunoGon) August 17, 2019
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