こんにちは、ごんです。無事、第二種電気工事士筆記を合格しました!
・・・が技能試験の勉強を始めるのが遅すぎて(2週間前から始めました)ホーザンの合格ハイセンチェッカーが購入できない状態になってしまいました。
そこで、この記事では「合格配線チェッカー(z-222)もどき」の作り方をご紹介します。
ホーザンの合格配線チェッカ(z-222)ってなに?
まずはホーザンの合格配線チェッカーが何かをご紹介します。
ご存じの方はスキップして作り方からご覧ください。
ホーザン合格配線チェッカーの見た目
ホーザン合格配線チェッカー(z-222)の使い方
第二種電気工事士の技能試験では、図面をみながらケーブルを配線します。
しかし、電源は省略されているため、実際に電気は通っていません。
ケーブルを配線して、ランプレセプタブルや引っ掛けシーリングを設置しても
その配線が正解なのかどうか?
各スイッチが本当に対応する負荷に接続されているのか?
が、ぱっとみ分かりません。
ホーザンが販売している合格配線チェッカー(z-222)は、完成した配線に設置することで、電気を通し、配線がうまくいっているのかどうかをLEDライトの点灯で確認することができます。
なぜ合格チェッカーもどきを自作することにしたのか?
それは、ひとえに
売り切れで買えなかったから
です 。
ただそれだけです…。
合格配線チェッカーもどきを自作するメリット・デメリット
わたしのようにギリギリに揃えて、売り切れで買えずに時間をかけるより、余裕をもって初めから購入しておくことをおすすめします
※節約したい方は1,000円近く安上がるので、作ってみるのも○
合格配線チェッカーもどきの作り方(第二種電気工事士技能試験用)
それでは、ここからはわたしが自作した合格配線チェッカーもどきの作り方をご紹介していきます。
今回作成するチェッカーはあくまで試験用のものです。
絶対にご自宅のコンセントにさしたり、電気プラグにつけたりしないでください。
自宅のコンセントのボルト数と、電池でのボルト数には大きな差があります。
ショートや発火の原因になりますので、絶対にやめましょう。
合格配線チェッカーもどきの動作動画
合格配線チェッカーもどきに使った材料
すべて近所のホームセンターで購入することができました。
私の場合、はんだこても、細いケーブルの被覆を剥ぐワイヤーストリッパーももっていないので、試行錯誤してエナメル線で接続を試みました
エナメル線
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価格:158円
仕様:PP-07NH φ0.4mm
用途:LEDランプと各部品をつなぎます。ハンダを持っていれば不要です。
被覆付きの細いケーブルでもいいのですが、被服を剥ぐ工具がなかったので、やすりで削って使えるエナメル線にしました
紙やすり
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価格:48円
仕様:#100
用途:エナメル線は被膜を削って使う必要があるので、そのための紙やすりです。家にあればそれでもOKです。
絶縁テープ
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価格:48円
用途:裸圧着スリーブはそのままの状態でお互い触れてしまうとダメみたいなので、絶縁テープをぐるぐる巻きます。
また、発光ダイオードと抵抗をつなげるのにも使いました
裸圧着スリーブ ─────────────────
価格:158円
仕様:1.6~2SQが入るもの
用途:電源の2.0SQ-2芯を差し込むところを作るためと、施工省略の部分のケーブルに差し込む用です
発光ダイオード(LED) ─────────────────
価格:250円
仕様:抵抗とセットになっているもの
用途:電気が流れているかどうか確認するために使います。抵抗とセットになっていないものだと、別途抵抗を購入する必要があり、何色のLEDにどれだけの抵抗の大きさとか…分かりません
コンセント×2個 ─────────────────
価格:100円×2個
仕様:ダイソーで買いましたが、ホームセンターの方が安いかも
用途:施工したコンセント口に差し込む分と、ランプレセプタクルのコンセント口に差し込みます
ランプレセプタクル用コンセント変換アダプター
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価格:250円
用途:ランプレセプタクルにはめ込みます
引っ掛けシーリング用コンセント変換アダプター
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価格:160円
仕様:コンセントに変換されるアダプターを購入してしましたが、丸い穴が開いているだけのもので大丈夫です
用途:引っ掛けシーリングに接続します
電池ボックス
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価格:219円
規格:3V程度のもの
仕様:ケーブル付きの電池ボックス
用途:電線に電気を通すために使います。単3×2本で充分かと思います。工具(はんだこて等)があればコード付きじゃなくても、自分でコードつければいいと思います
合格配線チェッカーもどき作り方手順
手順も紹介しますが、道具も工具もなく、分からないことも多く、効率悪いと思います。
ですがハサミと第二種の技能試験で使う工具があれば作成できる内容となっています。
今回作成する発光ダイオードは
抵抗をつなぐ側・足が長い側がプラス
となります。
そして、実際に配線チェックを行うときは
発光ダイオードのプラス側(抵抗がある側)
↓
配線の非接地側(黒線側)
で設置します。
発光ダイオード(LED)と抵抗をつなぐ
本来、はんだこてがあれば簡単に繋げますが、小学校のときに使っていたこては無くしました。
そこで
❶絶縁テープを使ってつなぐ方法
❷エナメル線でぐるぐる巻いてつなぐ方法
の2パターンをご紹介します。
どちらも共通していることは
発光ダイオードの足が長い方(+)に抵抗をつなぐ
ということです。
絶縁テープでくっつける
なかなか貼るのが難しいですが、
発光ダイオードの足の長い方
抵抗の片側の棒
が触れ合うように貼り付けてください
エナメル線で固定する
くっつけるためだけに使うので、エナメル線は削らず使ってください。被覆があるままでぐるぐる巻きつけます。
発光ダイオードの足の長い方
抵抗の片側の棒
が触れ合うように固定してください。
コンセントプラグに発光ダイオードを取り付ける
❶コンセントプラグのネジを外す
❷ケースを外します。ネジを無くさないように注意しましょう
❸中のネジを緩めます
❹先ほど作った発光ダイオードと抵抗のセットをネジを緩めたところに挟み、しっかりネジを閉めなおします
どちらにとりつけてもいいですが、抵抗がついている方がプラスなのでマスキングテープなどを貼って印をつけておきます
❺この時点でコンセントの先に電気を流し、しっかり発光ダイオードがつくかどうか確認します。
必ず購入した電池ボックスを使って電気を流します。
家庭用のコンセントには絶対にささないでください。
❻問題なければ蓋をしめ、ネジを締めます
❼発光ダイオードのプラス側(抵抗がついている側)に印をつけておきます
私は非接地側と分かるようにBとかいています
使うときは、マスキングテープを張った方を非接地側(黒線側)に差し込みます。
非接地側はコンセントの差込口が短い方です。配線の色は黒色ですね
線の長さが足りない部分のエナメル線延長方法
エナメル線で配線を延長する際は、
前と後ろの被覆を紙やすりで削ってはがします
ぐるぐる巻きつけることを考えると、長めに削っておくといいかもしれません
削った部分を延長したいコードや発光ダイオードに巻き付けて延長します。
引っ掛けシーリングに発光ダイオードを取り付ける
❶先ほど作った発光ダイオードと抵抗のセットにエナメル線を取り付けて延長し、引っ掛けシーリングにとりつける
ぐっちゃぐちゃですが…
使うときは、マスキングテープを張った方を非接地側(黒線側)に差し込みます。
コンセントプラグがもう1つあれば、コンセント+発光ダイオードを3個つくれば、こんなぐるぐる巻きする必要はありません。
電池ボックス・施工省略部分に差込口をつける
これはやってもやらなくてもいいですが、使いやすさを考慮しました
電池ボックス・施工省略部分の発光ダイオードに、芯線を差し込む口を作ります。
施工省略部分の発光ダイオード
電池ボックスの差し込み口
❶裸圧着スリーブの片側に、被覆を剥いで裸線を半分くらいまで差し込みます
❷圧着スリーブ用の工具がないので、リングスリーブ用の圧着工具の小でつぶしました!(※こんなことしていいかは知りませんが、無事動かなくなります)
❸裸圧着スリーブ同士がくっついたまま電気を流すと、なにやら発熱してしまっているので、一つずつ個別に絶縁テープをぐるぐるぐるぐる巻きます
(※危ないのでちゃんと巻きましょう。燃えたりしても責任をとりかねます)
❹どちらがプラスか分からなくならないように、絶縁テープにマスキングテープを貼って印をつけます
使うときは反対側の口に施工したケーブルの芯線を突っ込みましょう
ランプレセプタクル部分
こちらは購入したランプレセプタクル用コンセント変換アダプターに、先ほど作った八甲田イオード付きコンセントを指すだけです。
あとは施工したランプレセプタクルにはめこむだけ。
しつこいようですが、コンセントの差込口が短い方非接地側に発光ダイオードのプラス側を指します
まとめ:配線チェッカーは持っておくべき
如何でしたか?
第二種電気工事士の技能試験では、ケーブルの配線を行いますが、それがあっているかどうか判断するのが難しいです。
今回作った「合格配線チェッカーもどき」をつかえば、配線の間違いなどすぐにわかります。
もちろん、売り切れでなく買えるのであれば本家ホーザンの合格配線チェッカー(z-222)を使うといいです。