「NFTアートやらないの?」と友達に言われて、行動だけは早い私は次の日にOpenseaへNFTアートの登録を完了しました。
まだ3アイテムしか登録していませんが、問題なくOpenSeaで販売を開始できました。
なお、わたしの作品は下絵としてPixelMeさんのアプリを利用しております。(NFT販売等直接許可を得ております)
なお、この記事では他の記事へ飛ぶ手間を減らすため、あえて1記事でNFT販売の疑問点すべてをまとめています。
長文の記事になりますので、目次より必要な箇所からお読みください。
NFTアートをOpenSeaで販売するまでの疑問に思ったこと
「NFTアートの販売を始めたいけど、わからないことがある」
私も、実際に販売するまでにわからなかったことが多々ありますので、自分が感じた疑問点をこちらに記載しておきます。
なんでデジタルアートなのに「唯一無二」みたいな価値がつくの?
実際の紙やキャンパスに描いたイラストの原画が1点ものとして高く売買されるのはわかるけど…
パソコンやiPadで描いたイラストは、データだよね。
好きなだけ複製できると思うけど、どうしてその1枚きりが本物ってわかるんだろう
- デジタルデータなのにどうやって区別するの?
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FTの市場に画像を登録するときに「トークンID」というシリアルナンバーが画像につきます。
トークンIDは絶対に変わることありません。 - デジタルだし改ざんできるんじゃないの?
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ブロックチェーンという仕組みを使い、改ざんできなように管理されています。
- 今誰が持っているとか、わかるの?
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トークンIDがつけられたデジタルデータは、すべて取引の履歴が残ります。そのため、現在誰が所持しているか、今まで誰が所持ていたことがあったのか、誰でも確認することができます。
NFTはじめたいけど「ガス代が高い」って聞くから手を出せない
NFTをOpenSeaで始める場合、ガス代がかかる方法とかからない方法があります。
- そもそもガス代とはなんなのか?
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ガス代とは手数料です。かかるタイミングは様々ですが、NFTアートを販売する場合は
・初回登録時(私の場合は日本円で3,000円ほどかかりました)
・売り始めた画像を取り下げるとき(私は140円ほどでした)とりあえずこの2点を覚えておけばよでしょう。
- ガス代がかからない方法って?
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OpenSeaのNFT市場は、基本的に「ETH:イーサリアム」という仮想通貨で取引されています。ETHで出品する場合は、ガス代がかかります。
OpenSeaでは他にも「Polygon」などが使えて、Polygonはガス代が無料で出品できます。
ETHとPolygonの比較
名称 ETH Polygon(MATIC) 読み方 イーサリアム ポリゴン マーク ガス代 出品時
キャンセル時
購入時
不要流通度 かなり有名
ブロックチェーンといえばこれ取引量がETH比べて
かなり少ない取引方法 コインチェックの場合
日本円→ETH コインチェックの場合
日本円→ビットコイン→海外取引所→Polygonできるだけ手数料をかけたくない場合はPolygonですが、ETHの方が市場が広く取引方法も比較的簡単なので、渡しはETHをおすすめします。
- NFTアートを販売するときのガス代って本当に1回だけ?
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NFTアートを出品するときの「初回だけガス代がかかる」は、
・各アートごとの初回登録なのか?
・自分のアカウントで登録する初回のアートなのか?迷いましたが、実際に登録してみてわかりました。
自分のアカウントで登録するはじめてのアートにだけガス代がかかります。
たとえば私は、現在3作品を登録していますが、ガス代がかかったのは1枚目のイラストだけです。
- ガス代がいくらか計算するのが面倒です…
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ガス代を計算する方法がありますが、なかなか面倒なのとコロコロ数字がかわります。
そこでおすすめの方法は「一旦登録するところまでデモしてみよう!」です。ちなみに、わたしのとき(2022/06)は3,000円ほどでした
実際に登録する予定のイラストでもいいですし、テスト用のダミーでも問題有りません。
登録画面までいけば、下の画像のようにガス代がいくらか表示されるので大体の相場をつかんでおきましょう。
ただしこの画面まで行く場合は、出品まで行えるように準備をする必要があります。
別記事で登録方法や必要なものをリストアップしているので参考にしてください。
初心者必見!実際にNFTに登録してみて失敗したこと
それではここからは、わたしが実際に失敗してしまったことを書き出しておきます。
コインチェックへの入金はコンビニより振込がおすすめ
コンビニ入金と振込の違いはなにかというと「送金できるようになるまでの日数」です。
入金方法 | 銀行振込 | コンビニ入金 |
入金から反映までの時間 | 振込適用日の深夜0時〜 | 数分後 |
取引可能までの時間 | 入金反映後、即可能 | 入金反映後、即可能 |
メタマスクへの送金可能までの時間 | 即可能 | 7日間経過後 |
つまりコンビニ入金の場合は、少なくても7日間NFTを始めることはできません。
コンビニから入金した場合、ETHを購入してもメタマスクへ送金するまでに7日間必要です。特に急ぎでない場合以外振込をおすすめします。
OpenSeaで一度決めた価格を簡単に値上げすることはできない
OpenSeaでは、一度登録した作品の金額を値引きすることは可能です。
しかし、値上げする際には一旦出品をキャンセルする必要があります。
キャンセルの際にはガス代がまた必要となります。
金額はよく考えてつけるようにしましょう。
そしてキャンセルや価格変更を繰り返した履歴も、すべて刻まれてアートの歴史として残ります…
OpenSeaのコレクションで1番目に登録する作品の価格は慎重に
価格を値上げするのに一旦キャンセルが必要なら、ちょっと高めに設定しちゃえ
その考えは、危険です…
OpenSeaのNFTアート販売では、コレクションといってシリーズ物を販売することが多いです。
コレクションを作成し、アートを出品すると「フロア価格」が設定されます。
フロア価格は、そのコレクションの中ですぐに購入できる最低価格をしめしています。
作品を登録する際は、このフロア価格より安く登録することができません。
つまり、はじめて登録する作品を高めに設定してしまうと、次から登録する作品もその価格より低く登録することはできないのです。
ぜんぶ高くなっちゃうじゃん…
あれ、でも確か値下げはできるんだったよね?
「はじめに登録した作品を値下げすればフロア価格も低くなるのでは?」と、私も思いましたが、一旦キャンセルして値段をつけ直さないとフロア価格は変わりませんでした。
フロア価格を回避するために、他のグループに一旦登録してから移動する方法もあるそうですが、面倒ですよね。
はじめて登録する作品は「高くしすぎないこと」と「次の登録する作品もこれ以上の価格になる」ということを念頭において値付けしましょう。
NFT初心者に届くDMは信用するな!
有名な話ですが「NFT関連のDMはすべて詐欺」という話があります。
実際わたしも、「あなたのNFT買います!」というDMをちょびっと信じて話にのってしまいました
0.01ETHで初めて出品したアート。その数時間後にTwitterで
あなたのNFT買いたいです!私は現代アートのコレクターです!あなたのアートを0.5ETHで買いたいです。
まんまと口車にのせられて一度キャンセルして価格を上げました。
するとどうでしょう…
完了しましたー ✊
NFT「Kanji-Pixel001」に555$の金額を支払いました。
スマホのカメラでスキャンすると、取引ページに飛びます。確認…
はい詐欺ー、はい勉強代ー。はいありがとうー
支払い受け取るのにQRコード確認するなら、なんのためのOpenSea?という感じです。
ちなみに、QRコードを読み取ると、それっぽい偽サイトが表示されて自分のアカウント情報を抜き取られ、ウォレット上のお金や所持しているNFTをごっそり盗まれますのでご注意ください。